2009年07月02日

◆SDガンダムの話

SDガンダムのガシャポンが復刻されていて、どうしようもなくなって買ってしまった。横井画伯こと横井孝二はSDブームの生みの親であり、他のSDキャラクターデザインにはとても追いつけないような愛嬌のあるデフォルメを行える人として僕は幼稚園の頃から尊敬し、友達のお兄ちゃんの1/144リックドム3体を塩ビ製のSDアイザック1機で「そんなヤツ、ヒトの姿をマネているだけじゃないかっ」と落としたほどのSD直撃世代だ。

横井画伯はデビュー前のペンネーム「鳥山劣」からでも解る通り、ドクタースランプ(若者のために言うけど、アラレちゃんのことね!)にかなりの影響を受けており、丸っこくデフォルメされつつもマシンに対する理解や部品の機能を無視しないデザインは両バードに共通するレベルの高い仕事といえよう。

横井画伯はいかにも漫画・アニメ好きな漫研出身者という感じで、何か独創的でゼロから話を作ることよりも、通の視点でパロディする事を得意としていたのだろう。SDガンダムはコントのように舞台設定を変えて、ガンダムなどのモビルスーツが戦国時代の武者となって戦う「SDガンダム戦国伝」、中世のファンタジー世界を舞台にした「ナイトガンダム物語」などが生まれていった。

たとえば武者ガンダムの世界では、多くのもののけが棲むとされる邪武楼(ジャブロー)の洞窟、風神愚怖(グフ)と雷神摩羅砕(マラサイ)が封印されている阻路門(ソロモン)、最後の戦いの舞台となる暴終空(アバオアクー)城…などと、地名やアイテム、出来事なども本家ガンダムから無理矢理こじつけていて、あまりに無理矢理だったので、本家ガンダムを知らなくても元のストーリーを把握できるようになるのはSDガンダムの思わぬ功績なんじゃないかと思う。

ガンダムが30周年で色んな物がジャンジャン作られているけれど、SDガンダムの頃に小学生とかだった人はまだ20代だろうから、復刻をどんどんやられてもなかなか消費できないんじゃないかなと思いながらも、今度出るサタンガンダムの豪華な人形は買おうと思ってるよ。

サタンガンダムは、武者ガンダムの世界に居た、悪の心を半分持つ頑駄無真悪参(ガンダムMk.III)が、落雷のショックかなんかでスダドアカワールド(ナイトガンダムの世界。カードダスを逆読み)に飛ばされ、そのタマシイが2つに分裂し、正義の心がナイトガンダムに、悪の心がサタンガンダムになったという無茶苦茶な設定なんだよ。だからナイトガンダムもサタンガンダムも記憶がないって感じなんだね。なかなか深…くはないね、別に…。だけど、ナイトガンダム物語には後々のストーリーで「機兵」っていう概念が出てきて、これは何かと言うと、ロボット(!)で、なんと、ガンダムやなんかが乗って操縦するのだ。この「ロボットがロボットに乗って操る」というメタ構造が、「ガンダムのパロディでガンダムの話をやる」というSDガンダムを暗に表現…してないか別に。

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この記事へのコメント
SDガンダムも、ビックリマンと同じように、
きちんと立てる造形なのが絵で見てわかる、というのかな?
デフォルメの具合が、地に足がついてる感じでとても好きでした。

カードダスの最初期は、必要以上に人間っぽい顔つきで
ぐっときてたなぁ。
Posted by 傑 at 2009年07月02日 02:22
SDガンダムを模写することによって、
リアル(?)ガンダムも描けるようになりました!!
Posted by アシタモ at 2009年07月07日 02:04
>傑さん
コメントありがとうございます!
歩くと転びそうだけど、ガンダムは大地に立てさえすれば始まるので大丈夫だね。重心がかなり低いし子どもに近いね。最初の頃は泣いたり笑ったりしてる奴も多かったね。僕も最初の頃のやつが好きだけど、ナイトガンダムの途中まで買ってた。

>アシタモさん
コメントありがとうございます!
リアルなガンダムを描いても、ついつい目に黒目を書いてしまいそうになるけどね。
Posted by 香山哲香山哲 at 2009年07月07日 04:04
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